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19歳の頃、東京に馴染めず引きこもりをしていました。パワプロのサクセスで2000人作ったり、ウイイレのマスターリーグで16歳のコンパニを引退まで育てて転生したコンパニが出てくる生活でした。そんな生活を救ってくれたのが幼馴染でした。
「よっす、おまたせ、じゃあまたね。」
何かに馴染めなかったみんなを暖かく、チャーミングに包んでくれる映画です。

空気階段 ・水川かたまり(お笑い芸人)

笑ったり泣いたり感情の忙しいあっという間の80分でした。 ダメな自分もいていいんだって思わせてくれるというか、なんだか心のモヤモヤを優しく包んで溶かしてくれるような感覚になって、観終わった後は少し寂しい気持ちもあるけれどなんだかあたたかくて。 私は作品の元となった舞台も拝見させて頂いたのですが結末を知っているからこそ更に響く言葉も多く、もう一度改めて観返したくなりました。 登場人物ひとりひとりが本当に素敵で愛おしくて素晴らしい映画です。

原つむぎ(グラビアアイドル/タレント)

全て見終えた後にもう一度最初から見始めようと思える作品でした。 色々な人がそれぞれの事情を抱えながら通り過ぎ、それを少し引きながら笑みを浮かべ眺め、 終盤に近付くにつれ一歩踏み出す様な感覚は見ている側もじょじょに共感を覚えると思います。 最後に助けてもらったのは自分自身なのかもしれないと思いました。 時間があるならもう一度ゆっくり会いたい人に会いに行こうと思える作品でした。

狐火(ミュージシャン)

ポンコツパンクバンドのJCギタリストを演じる13歳のミスiD2022・超特別賞の飴ちゃん。『地下鉄のザジ』のカトリーヌ・ドモンジョみたいな不敵な面構え、不穏な佇まい。誰か早く是枝監督に届けて下さい!

小林司(編集者/ミスiD実行委員長)

自称幽霊との旅路には個性的なキャラクターたちが次々登場し、なんだか騒がしい。 でもなぜか印象に残るのは、夜の海や長い階段、静かなトンネルや壁の落書きといった「場所」の空気感でした。 そうして最後に辿り着いた「場所」での主演2人のやり取りが素晴らしくて。人には会える時に会っておかなきゃなんて、しみじみと思ったのでした。

穐山茉由(映画監督)

結末を知らせておきながら、最後、こんなにジーンとさせるとは!すごい映画だ…

本秀康(イラストレーター/漫画家)

鳥皮ワールドは本当に独特のバランスで成り立っている。

ポップな展開・心地よい良いリズムの鳥皮節なセリフたち、それらをリアリティを持って成立させる演出が、ここにしかない魅力的なバランスを生み出す。

だから、鳥皮ワールドの住人になる俳優は常にテンションの高いエンジンを積んでいる必要があるのだ。

今作の成功は、軸となる橋本淳さんが惚れ惚れするほどにそのバランスを両立させ、放出してくれたことだろう。

また演劇界の面白モンスター達が大集結し、作品全体が哀愁のある優しい笑いで包まれていることが、この作品を唯一無二にしているのはまちがいない。

是非劇場で隅々まで味わってほしい。

内田慈(俳優)

目に見えるものだけが真実じゃない。

耳に届く声だけが全てじゃない。

変にみえても変じゃないし、楽しそうにみえても楽しくないことだってある。

誰のどんな人生も「生きる」って複雑過ぎるんだから

寄り道いっぱいでたくさん後悔したって、

悔いは一つも残さずにいたいよなぁ。

そんなことを考えさせてくれたんです。

すごいよ、イノマーさん!私の友達!

ありがとう。かっちょいいよ。

これでまた、私も明日を頑張って生きてみちゃおうかな。

久保ユリカ(声優)

よく友達と、私たちがこっちの世界に居るからだれかが別の世界にいくのはそりゃまあ惜しんじゃうし好きな人たちと世界を共有できなくなるのは嫌だよね、別れは無条件に悲しいよね、と話します。さよならと言えないのはもちろん悲しく、奇跡が起きないとそれは無理だったりして、その奇跡が起こったとてただのお引越しムードでいけちゃうもんだよね。その方がぼくらには合ってるよね。死の解釈がとても心地よい映画でした。

絡新婦ぽぴ/川上さわ(映画監督)

登場人物がみんな、少し変で、でも憎めない愛しさを感じました。
特に、にんじんしりしり店の夫婦や、善悪は置いておいてDVD屋の店長。
見終わったあと、会いたい人には会える人には、
命のある限り会っておこうと思えた作品でした。
会おうと言える勇気も、もらえたような気がしました。

八木みなみ(俳優)

人生においてHPの限界で放てる必殺技みたいなものが本当にあるとしたら、心残りは多い方がいいのかもしれない。
その人の全て(じゃなくてもあらかた)を知らないと“好き”だなんてと言ってはいけないような気がしていたけれど、「袖振り合うも多生の縁」という言葉があるように、日常の中ですれ違うように重なる誰かとの時間を慈しんでいきたい。
しばらく会っていない友だちの顔が見たくなりました。

古林南(俳優・美術家)

何故こんな語り口調のタイトルなのか メールをいただいた時に全くどんな内容なのかわからなかった。 予告を見て、触れられて、ごはんも煙草も吸える幽霊?とのロードムービーと本当に幽霊なのか?とか色々と考えてしまった。 「じゃあまた(会おう)ね」 と思っていた。

ひきこもりのちばしん。 冒頭「魔界村」をやっているゲームの画面からエンドロールのゲーム画面(最後はFFの雰囲気がありましたが)でなんとなく、魔物にさらわれたプリンセス(ちばしん)を助け出すアーサー(ながちん)にも見えた。 アーサーが来たことで魔将軍(あえてちばしんの親の言動とします ex.結婚のこと、社会に出てほしいこと、ちばしんのことになると夫婦喧嘩をすること)が守る門をくぐり抜けて『ミライ』を手に入れることが出来たのかな?と思えた。

ちばしんとながちんが小学生の頃どんなに仲が良くて、ながちんにとってのアーサー王(ちばしん)だったかは観ている私たちは断片しか知らない。 それでもながちんの親御さんではなくて、ちばしんに 「自分の死体を見つけてほしい」 なんてよっぽど大事な親友だったんだな、とは思った。 だからすぐ成仏せずちばしんに会いに来て良いことも悪いことも「俺の人生ってこんなんだよ」と一緒に体験することで世界の怖さも半分ずつでいられたんだと思う。

 「よっす」ではじまり 「おまたせ」で待ってないのにやってきて 「じゃあまたね」と次に会えないのに『また会う(会いたい)』を伝える優しいロードムービーだったなと感じさせていただきました。

 個人的にはタクシーの中でのシーンで 「めぐりあい宇宙(そら)」という台詞で、 「ガンダムだ!ガンダムじゃないか‼️」 と発生上映のように叫んで注釈を入れたいくらい車内の空気が重ためだったのが笑ってしまいました。

九時(学校図書館司書・一棚書店員)

登場人物の言動が唐突で不自然。設定もはちゃめちゃで、観始めた時は意味が分からなさすぎで、観る人舐めてんのか!と思いました。

 私は年間100本程映画を観るのですが、理解出来ない映画って途中で観るのやめちゃうんですね。でも何故だか次の展開が気になってしまって、モヤモヤするのに観たいみたいな自分がいました。分からない=つまらないが成立しない作品に久しぶりに出会ったなと。恐らく作品のテンポ感と登場人物の背景、台詞の意図をしっかり感じられたからだと思っています。

そしてエンドロール。2PLAYERSを選んで、CONTINUEの笑顔、ミライを使って生き返るのはずるいですよ。涙腺崩壊。中毒性が高すぎて、気が付いたらどハマりしてました。くそっ!笑

清水麻緒(俳優)

次はどんな出来事が起こり、どんな人に出会うのだろうか、ながちんは今までどんな人生を歩んでいたのかを考えさせるような目まぐるしいパートが多く面白かった。ギャグパートが多いと見せかけて所々で考えさせられるような台詞があった。タクシードライバーと駆け落ちするつもりの18歳の少女の「いままできっかけがなかっただけ」という台詞も、ずっと引きこもっていた千葉しんもながちんが強引に連れ出すことをしなかったらきっとあのままだっただろう。人生は人と関わろうとしなければ最低限で済むと思う。しかし、ながちんはたくさんの人と関わり、ちばしんの幼少期の面白かった話をまるで最近のことのように話していた。自分自身が気づかないうちに人と人は関わることができるのだ。確かにヒッチハイクの女の子たちに車や財布を盗まれて逃げられるなど、人を信用しすぎてリスクを負うこともある。しかし、きっときっかけがなければ出会うことができなかった人たちもいるはずで、怯えてばかりでは自ら人生をつまらなくしているようなもので、ながちんはそんな選択肢がきっと人一倍多いのだと思った。”死体””引きこもり”と聞くと暗いイメージを抱きがちだが、全体的に明るい気持ちで見ることができた。個人的に、にんじんしりしり一筋のおじさんと、飴ちゃんの 「空気読めよ…」の台詞、大スキです!!

竹田康乃(映画監督・脚本家・作家)

素敵な作品をありがとうございました。
とても優しく温かい映画で、心がぽかぽかしました。そして大切な人に会いたくなったし、会える時に会わないといけないなと思いました。
まだ映画は自主制作で2本撮っただけなのですが、私もこんなふうに人の心をあっためる映画が撮りたいなと思いました。今はまだ歪んだ話しか書けないけど、いつか優しい人間になりたいです。

砂月蛍(モデル)

歳を重ねるに連れ挨拶が定型化してきた。
おはようございます。
お疲れ様です。
大変お世話になっております等
TPOにより使い分けされるそれらの言葉は非常に便利で曖昧ながら、それっぽく使えば社会性を保てる。

しかしなんというか可愛くない
語感、文字数からして可愛くない。

発する言葉や記号性よりも、親しい間柄による互いの共通認識事項による端的かつ特別な挨拶の愛おしさを改めてこの映画で感じ取れました。

ヤマト・モモ(メイクアップアーティスト・ビューティアドバイザー兼会社員)

80分間ずっとなぜか心臓がギュッとしていて、息が苦しかった。

ひとりぼっちで押しつぶされそうに部屋の隅で挫折と孤独を貪ってた時間、そこから救い出してくれるのはいつも友達で、遊んだ記憶で、交わした会話で。

いろんな人がちいぽけなこの星には住んでいて、みんな関わってないと生きていけない、
この映画みたいにそういう少しずつの糸が編まれて、素敵な色を出していて、そういうので出来上がった社会はやっぱりあったかくて。

ずたずたに自分を引き裂いてしまう自分をこの映画は許してくれる、
なんで?みたいにぐじゃぐじゃにしてしまいたくなる過去や今を、ぬるっとあっためて捏ねて蒸しておいしくしてくれる、

隣人が愛おしくなる、自分を愛したくなる、明日を信じてみたくなる、
そんな映画。

生まれてきてくれてありがとう。
ひとりぼっちのみんなに見てほしいです。

幡乃美帆(俳優)

“親友”だったはずの友達ほど、どうでもいいことで会わなくなってしまうのは、どうしてなんだろう。寂しくて死にそうなときに限って、かつての親友が夢に出てきて、一緒にディズニーランドに行ったりしてる。いつか見た夢のような映画でした。
そんな関係しか築いて来れなかった自分にすごく後悔する。相手に何を伝えて、どう行動するかの選択では、楽な方を選ぶのではなく、相手とぶつかって、喧嘩して、ハグをして、もっと、触れたい!!日常であり得ない方を選択してみると、面白いことが起こるんだなと、ワクワクする映画でした!

玲(俳優)

死んでるとか死んでないとかそういう問題じゃなくて日常ってこんなにもくだらなくて尊いのか、と思わされる映画でした。
いないって分かっているけれど、今そばにいてくれたらいいのにって人のことを想い出しました。表面には見えないけどきっと自分にとっては必要で大切にしたいものを、大切にできたらそれだけでいいかと。
またねって言葉をみんなに言いたくなるし、言って欲しくなりました。

岡田菜々美(俳優)

最期のときがきたら、思い浮かぶのはどんなことだろう。
ながちんのそれは取るに足らないように見えてすごく切実で、あたたかくて、物語が進むにつれさらにしみじみ腑に落ちた。
死んでしまったながちんと、死んだように生きていたちばしんの旅のはずが……登場人物がみな生き生きと人間味溢れているから1シーン1シーンの別れが名残惜しい。
けれどラストシーンでちばしんがあんなふうに笑うから、またねって言えばまた会える気がする。
いや、もう会えないとわかっているからこそ、またねって言うのかもしれない。
後悔は、死ねない理由にも死なない理由にもなるらしい。
ままならない日々のなかで、またこの映画を思い出しては切なさを噛み締めながら笑ってしまうと思う。

日比楽那(編集者)

『ちばしん』役

橋本淳

2004年にフジテレビ「WATER BOYS2」でデビュー。

2008年、NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」でヒロインの弟・正平役を務める。

近年の出演作は、NHK「きれいのくに」、TBS「#家族募集します」、NHK「ももさんと7人のパパゲーノ」、 東海テレビ・フジテレビ「三千円の使いかた」、Netflix「ヒヤマケンタロウの妊娠」、映画「イチケイのカラス」、舞台「サンソン -ルイ16世の首を刎ねた男-」「ザ・ドクター」「もはやしずか」「温暖化の秋 -hot autumn-」など。

『ながちん』役

稲葉友

1993年1月12日生まれ、神奈川県出身。2010年、ドラマ『クローン ベイビー』(TBS)にて俳優デビュー後、数々のドラマ、映画、舞台に出演。
近年の主な映画出演作に、『春待つ僕ら』(平川雄一朗監督/18年)、『この道』(佐々部清監督/19年)、 『シライサン』(安達寛高監督/20年)、『ずっと独身でいるつもり?』(ふくだももこ監督/21年)、 『恋い焦れ歌え』(熊坂出監督/22年)などがある。
毎週金曜11:30~生放送中のJ-WAVE『ALL GOOD FRIDAY』にてナビゲーターを務める。

安倍乙

2000年1月18日生まれ、大阪府出身。秋元康プロデュース「劇団4ドル50セント」に所属。ドラマ『おっさんずラブ』、『にぶんのいち夫婦』、 『あざとくて何が悪いの?』内ドラマあざと連ドラ第5弾に出演。

雑誌『美的』のレギュラーモデルも務めている。

森高愛

1998年1月14日生まれ。埼玉県出身。2012 年「ビギナーズ!」(TBS)でドラマデビュー後、2014 年にスーパー戦隊シリーズ「烈車戦隊トッキュウジャー」(EX)のトッキュウ5 号/カグラ役でレギュラー出演。 近年の出演作は、ドラマ「三千円の使いかた」(THK/CX)など。

TikTok でも人気を集めている。

マメ山田

1966年コメデアンとして大阪でデビュー。その後マジシャンとして全国を回り後芝居、映画など出演。身毒丸、 海辺のカフカ、映画妖怪大戦争等。

入江雅人

福岡県出身。劇団シャララメンバー。1992年一人芝居を始める。2022年ザ・クズレルズを結成。舞台を中心に映像でも活躍。

主な舞台出演に『Don’t freak out』、『物理学者たち』、『あの娘みゅ~ん』、『往転』、『どうしようもなくて、衝動。』、 『あれよとサニーは死んだのさ』、『帰郷』(作・演出とも)。

千葉雅子

1962年5月16日 東京都出身。女優・演出家・脚本家。

90年劇団「猫のホテル」を結成。91年「プレシャスロード」で脚本家デビュー。以後、猫のホテルのほぼ全作の脚本・演出を手掛ける。
女優として他劇団への客演も多く、はえぎわ、THE SHAMPOO HAT、阿佐ヶ谷スパイダース、イキウメ、モダンスイマーズなどに出演。

主な映像出演作品に、「アンダーウェア」、「重版出来!」、「川のほとりで」。映画では、「さよならくちびる」、「ロマンスドール」などに出演。

中村まこと

1963年、千葉県出身。劇団「猫のホテル」の創設メンバーであり、「阿佐ヶ谷スパイダース」の劇団員としても活動。主演映画『堕ちる』では バレンシアの国際映画祭『 LA CABINA 2017』 にて最優秀俳優賞を受賞。

最近の出演作は舞台『ブレイキング・ザ・コード』、映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』など。

市川しんぺー

1964年、千葉県出身。劇団「猫のホテル」の創設メンバーとして2023年4月まで活動。

劇団公演の他、イキウメ『天の敵』、『陰陽師 生成り姫』、『FORTUNE』、空想科学劇『Kappa』など出演作多数。

ドラマ『だから殺せなかった』、映画『笑う招き猫』など映像でも活躍中。

八木響生

八木響生 2002年11月25日 生 千葉県出身 160cm

EX「科捜研の女」♯4 (2023)
TBS「パパとムスメの7日間」(2022)

Instagram:YAGI_HIBIKI

ホラー映画好きでホラー映画に出るのが夢。モデルや音楽もしたい夢見る飴、夢野飴13歳(絶賛反抗期)。